仮想通貨バブルで「天井」を見極めるのは意外と難しく、利確のタイミングに悩んでいる方も多いことでしょう。
本記事では、仮想通貨で実際によく見られる天井のサインについて、具体的に解説します。
仮想通貨のチャートで「天井」を見極める6つのポイント
仮想通貨の価格の天井のサインとしては、次の6つが挙げられます。
- 前回のバブルの高値(レジスタンスライン)に到達したとき
- キリの良い数字(キリ番)に到達したとき
- RSIが「買われすぎ」ゾーンに入ったとき
- 急騰後のローソク足で「極端に長い上ヒゲ」が出たとき
- ファンダメンタルイベントの直前
- SNSで話題になりすぎたとき
前回のバブルの高値(レジスタンスライン)に到達したとき
前回のバブルの最高値、もしくは2~3番目の山の高値=レジスタンスラインに到達すると、「またここで止まるかもしれない」と考えて利確する人が増えます。
たとえば、以下のチャートはライトコインの円建てチャートです。

ライトコインは毎回40,000円程度が天井となっているため、今後も40,000円で利確する人が増え天井になりやすいと推察されます。
特に大口トレーダーはレジスタンスラインで大量売却してくる可能性もあり、より天井を形成しやすくなるでしょう。
2021年のバブルでは30,000円弱のところに2番目に高い山のピークがあり、堅実な人はそのラインで利確するため30,000円弱のところでも売り圧が発生します。
キリの良い数字(キリ番)に到達したとき
たとえばビットコインが円建てで1500万円、ドル建てで10万ドルなどキリの良い数字(通称キリ番)は、多くの人にとって心理的節目になります。
そのため、自動売却(指値)や利確注文が集中しやすい傾向があります。
RSIが「買われすぎ」ゾーンに入ったとき
RSI(Relative Strength Index、相対力指数)とは、買われ過ぎ・売られ過ぎの状態を判断するためのオシレーター系テクニカル指標。
0~100の数値で表され、トレンドの転換点(天井や底)を予測する際にも活用されます。
買われ過ぎ・売られ過ぎそれぞれの数値の目安は、
70以上:買われ過ぎ(高値警戒)
30以下:売られ過ぎ(安値警戒)
となります。
RSIが70以上で過熱状態(利確売りが出やすい環境)となり、80以上でさらに強いシグナルに。
多くのコインでRSI80以上は天井になりやすい傾向があります。
銘柄によって月足・週足・日足のいずれかのRSIを見ると良いでしょう。
- 月足RSIで見るべき銘柄:長期保有向けのコイン(ビットコイン、イーサリアムなど)
- 週足RSIで見るべき銘柄:中期スイングトレード向けのコイン(ドージコイン、シバイヌなど)
- 日足RSIで見るべき銘柄:短期トレード向けのコイン(ペペコイン、IOSTなど)
各銘柄のRSIはTradingViewで確認できます。

「RSI: 相対力指数」の値を見ればOKです。
急騰後のローソク足で「極端に長い上ヒゲ」が出たとき
たとえば2024年末のTRX(トロン)のように、極端に上ヒゲが長いローソク足が出現した場合は「高値で売られた証拠」です。

多くのトレーダーが一旦のピークと判断し、利確が殺到するので天井を形成しやすくなります。
ファンダメンタルイベントの直前
ケースバイケースではありますが、トランプ大統領の就任式などの大きなファンダイベントの直前はピークになりやすい傾向があります。
いわゆる「噂で買って事実で売る」パターンで、イベント発生前の過度な期待で価格が上がり、発表直後に「出尽くし感」や「期待はずれ」で事実売りや失望売りが起きやすくなります。
ただし、現物ETFが承認された後に資金流入への期待から上昇が始まるケースもあるため、ファンダの内容についてはしっかり見極めましょう。
考え方としては、織り込み済みのイベントの場合は事実売りが発生し、サプライズイベントの場合は上昇の起爆剤になる傾向があります。
SNSで話題になりすぎたとき
案外一番参考になるのが、「SNSで話題になりすぎ」かどうかを見る方法かもしれません。
SNS(XやTikTokなど)で盛り上がる頃には、多くの人がすでに買っている状態です。
したがって、「もう知れ渡った=これ以上買う人が少ない」ということで需要が減り、売りが優勢になるので天井になりやすい傾向があります。
例:ドージコインが「$1いくぞ!」とXで盛り上がる
→ 情報が遅れて届いた人が「やばい置いていかれる!今買わなきゃ!」と焦って買い始める
→ 大口・古参ホルダーは「みんなが騒いでる、今が売り時!」と考えて高値で売り抜ける
→ 新規が掴んだ瞬間に価格が反転・下落
→ 「買った瞬間に落ちる」の典型パターン
盛り上がっているときほどリスクが高い
大衆が「みんな買ってるから安心」と思っているときほど、実はリスクが最大化しています。
たとえるなら、花火大会で「今が一番きれい!」と思った瞬間、花火は落ち始めるのと同じです。
「一般人が騒ぎ出したら売り時」という逆張り視点を持っておくと良いでしょう。
逆に悲観ムードMAXのときは底打ちのサイン
逆に悪いニュース連発で暴落してSNSが悲観ムードMAXのときは、“大底”のサインであることが多々あります。
大衆が悲観しているときには売る人がほぼ売り切っている状態なので、それ以上売り圧が出にくい=底打ちしやすいからです。
また、大衆が恐怖で投げ売りするようになると、プロ投資家(機関投資家やクジラ)は
「もうこれ以上悪材料ないだろうから拾っとこ」
と“逆張り”で買ってくるので、価格が反転しやすくなります。
市場は「悲観で買って楽観で売る」が基本なので、感情に流されて間違わないように覚えておきましょう。
チャートはドル建てと円建てどちらで見るべきか
基本的にはドル建てで見るのが正解です。
ドルは世界の主要通貨であり、ドル建てで仮想通貨トレードをしている人が大半だからです。
ただし、たとえばドージコインのように日本人のホルダーが多い銘柄は円建てチャートを基準に売り圧が発生する点には注意が必要です。


2024年末時点で、ドージコインはドル建てでは2021年の最高値を大幅に下回っていますが、円建てで最高値に近づいたところで天井となっています。
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まとめ
どこが「天井」かはバブルが崩壊してからでないと確実には分からないので、当てるのは案外難しいものです。
しかし、本記事で紹介したポイントを押さえておけば利確のタイミングを逃す可能性は低くなるので、ぜひ参考にしてみてください。
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