「成績を上げたいけど、塾や参考書は高い」
そんな悩みを抱える中高生や保護者の方は少なくありません。
しかし、お金をかけずに学力を伸ばし、自分に合った進路を見つける方法はちゃんとあります。
この記事では、学校の教材を最大限に活用しながら、進路選びに役立つ勉強法を紹介します。
お金をかけずに勉強するのは可能?実は成績上位者ほど塾に頼らない
わざわざ塾や予備校、参考書にお金をかけなくても、学校の勉強だけで成果を出すことは可能です。
実は成績上位層ほど自分で勉強する力が高く、塾に頼っていないケースが多いもの。
彼らは学校の授業や教科書を最大限に活用し、「家庭学習の質」を重視しています。
お金をかける前に、「今ある教材を徹底的に使いこなす」ことが、最大の成績アップ法です。
最強の参考書は「学校の教科書」
どんな参考書よりも、「学校の教科書」こそが最も信頼できる教材です。
学校の教科書は、文部科学省が定めた「学習の基礎」を網羅しているからです。
つまり、定期テストや入試に必要な知識は、ほぼすべて教科書に書かれているのです。
難しい参考書や問題集を買うよりも、まずは「教科書を読み込む」「内容を説明できるレベルにまで理解する」ことが、もっとも効率的な学習法です。
- 授業に集中し、ノートは「自分専用の参考書」に仕上げる
- 教科書を読み返し、要点をまとめ直す
- 学校配布のワークで繰り返し演習する
この3ステップを何度も繰り返すことで、学校の勉強のみで高得点を狙うことができます。
塾や予備校に通うのは、学校の勉強をやり切った上で、さらに伸ばしたいときの話。
まだ学校の内容すら理解できていない段階で通っても、費用だけがかさむ結果になります。
まずは、学校の授業と教科書を最大限に活かして基礎を固めましょう。
なぜ勉強するのか:勉強は「自己分析」の手段になる
「そもそもなぜ勉強するのだろうか?」
このような疑問を持っている中高生や、我が子にこう質問されたときの返答に困っている保護者の方も多いことでしょう。
結論から言うと、勉強は自分の適性や興味を知り、将来の選択肢を探るためにするものです。
このことを理解していれば、学校の勉強だけでも必要な経験値を十分に積むことができます。
以下、詳しく説明していきます。
どの教科が好きか?得意か?を知るために全力で取り組もう
「将来何をしたいか分からない」と悩む中高生は多いものですが、進路は最初から決まっている必要はありません。
大切なのは、まずすべての教科に真剣に向き合ってみること。
その中で「楽しい」「もっと知りたい」と感じた教科が、自分の進路を決めるヒントになります。
初めから切り捨てるのではなく、まず全力でやってみる
たとえば「数学は将来使わないから」と決めつけて避けるよりも、一度本気で挑戦してから判断するほうが、後悔のない選択ができます。
一度全力で取り組んでみて、それでもダメなら、それはそれで貴重な経験です。
「これは違う」と分かることが、自分の進路に自信を持つための第一歩になります。
自分の限界を知らないまま投げ出してしまうと、将来仕事でつまずいたときに「やっぱり数学を使う仕事のほうが向いていたのではないか」などの迷いが生じてしまうもの。
しかし、確かな自信を持って選んだ進路であれば、「自分にはこれしかない」と思えるので困難にぶつかっても逃げずに立ち向かえます。
数ある職業の中から1つにしかなれないので、勉強は、自分を知り、自信をもって将来の可能性を1つに絞り込むためにするものです。
まとめ:まずは身の回りの教材を信じて、自分の可能性を探そう
これまで見てきたように、学校の教材だけで学力と進路への自信を身につけることができます。
塾や予備校、参考書などあれもこれもと手を出す前に、まずは勉強の目的を理解して学校の教科書を最大限に活用しましょう。